新しい歯ブラシを買う度に、私は「かため派」だったと気づかされる羽山です。
また「ふつう」買ってきちゃった。
磨いても磨いても、刺激が足りません。
別に刺激なんて求めてないけど。
でも何か物足りない。
そんな物足りなさを抱えつつ。
忘れないうちに今年の総括をしておきましょうかね。
2011年は正直、良い年ではありませんでした。
ずっと胸のどこかに、目の端に、3.11の震災がありました。
でも胸のどこかとか目の端とか、曖昧なものではなく、
厳然たる事実として、目の前で、自身の身を置く現実として、それを受け入れなくてはならないといつも思っていました。
未だ心を落ち着ける場所のない人、家族を探している人、理不尽な別れを何とか受け入れようとしている人、闘っている人がいる目の前で、
震災があったけど、絆は深まったとか大切なものに気づけたとか、
そんな前向きと自己満足を履き違えたことを私は言いたくないです。
しかしその一方で、今も与えられ当然のように目の前に横たわる幸せをむさぼり、
明日も今日と同じような一日が来ることを信じて疑うことの無い生活を享受している自分もあり、
醜い感情と自己嫌悪が入り混じって
自分がこんなに汚い人間だったのかと落胆しております。
日本に起こった重大な災害も人災も、そして私の在り方としても、
2011年は間違いなく最悪な年でした。
来年からはもっと頑張る、もっとこうする、ということをここでつらつら述べたところで、
非常に薄っぺらで自己満足な表現になっていまうことは目に見えていますので、
来年のことは書きません。
来年どうあるべきかは、私の胸の内に、しっかり具体的になっていれば良し。
さて、2011年の私は役者としては本当に現場に恵まれました。
一人芝居に始まり、ソラあいの上映会では西鉄ホールの舞台に上げていただき、アマレットカンパニーさん、チームファルコンさんの客演と
「忙しい」と思ってしまうくらいに充実しておりました。
一方で、福岡市外、県外や、自分の住んでいる地域から飛び出して活発に活動されている方との交流もあり、
自分の世界の狭さをここでも痛感いたしました。
自分には無理、と思っていたけれども、でも無理と断ずるにはまだ何もしていないなぁと考え、
これからは活動範囲を少しずつ、広げていきたいと思います。
そして、演劇だけじゃなく、他のことにもチャレンジしたいなと。
ほら、演劇は私へたくそで精いっぱい頑張って、やっとできるかできないか、みたいなギリギリのところじゃないですか。
背伸びしてるんですよ、精いっぱい。
そうじゃなくて、背伸びせずに、等身大の私でもできることを探してみたいなと。
来年のことは書かないと言ったそばからと思ったりもしますが、
来年は良い年にするぞ~!!
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