と、偉そうに思ってみました羽山です。
登場人物が真に魅力的である必要はない。
重要なのは、「登場人物が魅力的である」と読み手に思わせることだ。
と、マキャベリーみたいな雰囲気で言ってみる。
書き手の力量は、登場人物をいかに魅力的に見せるかによってはかられる。
では、魅力的に見える登場人物とはどのような人物か。
そもそも、魅力とは何か。
そんなことをぐるぐると考えながら、『コンダクター』を読みました。
詳しい感想は近いうちに日々是葛藤の方にアップする予定ですが。
神永学氏、そして『バッカーノ』の成田良悟氏は、キャラクター作りがうまいなぁと思う。
何というか、登場人物が萌える。
有川浩氏の作品の登場人物には、羽山はだいたい惚れますが、
神永氏、成田氏の作品の登場人物は惚れると言うより萌えるといった方がしっくりくるようなきがする。
いずれにせよ登場人物が素敵。
一方で、
例えば乙一氏、東野圭吾氏の作品はどうかというと、
どちらも名作を書いている割に、登場人物への萌え、恋心等はわかない。
ただ、ストーリー展開や書き口が面白く、
一度読み出したら続きが気になってしゃあないので最後まで読んでしまう。
しかも、展開、ラストがあまりにも予想外なために、終わったあとの心地好いしてやられちまった感が強く、
他の作品も読みたくなってしまう。
神永氏の作品は、シリーズが読みたいけど、
乙一氏の作品は、単発ものをたくさん読みたい。
そんな違いがあります。
まぁ、羽山の勝手な、個人的感想です。
言うだけですからねー基本。
で、何が言いたかったかというと、正直、『コンダクター』は微妙だったかも知れないなと。
面白かったけど、私は八雲の方が好きですね。
だって八雲君がカッコイイから。
そして羽山は探偵に弱いから。
羽山は割と理不尽系があまり好きではないのです。
納得のいく説明がないと嫌なんです的な。
サスペンス、ミステリーは最後にすべての謎が解け、あぁ、そういうことってならないといけないと思うんです。
え、結局あの人は誰なん? 何で出てきたん? ってなっちゃ、ダメだと思うんです。
アンフェアは良くないですよね。
とにかく、今は面白い作品に飢えています。
夢中になれる作品に。
今度は友人に勧められた小説でも読んでみようかしらと思っています。
伊坂幸太郎氏です。
ゴールデンスランバーもみんとね!!
さて、先日、演劇銭団Do-リンク場さんの舞台『大河の一雫』を見てまいりました。
前に私が『大河の一滴』でしなの役をさせていただいた、その舞台のパワーアップ版とでも言いましょうか…
いや、パワーアップしすぎて、もはや別物と言うべきですね。
役者さんはもちろんのこと、何がパワーアップしたって立ち回りが増えたことでしょう。
広い舞台で役者も揃ってるし、
殺陣ができるって素敵ですよね。
殺陣の時の効果音が無いのが少し残念ではありましたが、
迫力と盛り上がりが全然違いました。
面白い舞台で嬉しさ半分、悔しさ半分といったところでしょうか。
やっぱり舞台に立ちてぇな!! と羽山は思いました。
あれ、作文?
物語が書きたい、舞台に立ちたい。
あとギターも弾けるようになりたい、恥ずかしがらずに思いを伝えられるようになりたい。
やりたいこと、課題は目一杯ありますが、
やりたいことだけをやって生きていけるほど甘くないことも知ってしまった。
でも、やりたくないことに追われるだけの人生も、変だと思う。
若い部分と、ちょっとだけ社会を見て大人になった部分と、現実を見て腐ってしまった部分と。
どれも本当の私だし、背伸びせずに表現したい。
重要なのは、私の人生が素敵かどうかではなく、いかに素敵だと思わせるか。
表現の真髄はそこにあるような気がする、明日一日中勤務なのに眠れない、まんじりとも眠気が襲って来ない深夜。
頼むからー、眠らせてくれよー。
最近疲れがとれにくくなってるんだからよぉー。
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